2022年09月11日
「bcw CO2 ULTRA」

只々、ペガサスリボルバーとCO2レギュレーターの接続を目指すだけであれば、
一年以上を費やす事はなかったと思います。
HFC134aカスタムチューニングで培ってきた「精度、道具としての使い易さ」。
同等、もしくはそれ以上を目指すとなると、クリアしなければならない問題が多かったのです。
◎ペガサス病対策と並行して施す、CO2化に起因する高強度ペガサス病対策。
◎ペガサス病対策、高強度ペガサス病対策に起因する、
「0.5MPa以下での使用時」に発生する、ガスチャンバー内アクション、初速の不安定化。
◎高強度ペガサス病対策における、HFC134a仕様よりも高いハンマースプリングテンションの必要性。
○高いハンマースプリングテンション、ロングインナーバレル併用における高初速化対策。
◎ハンマースプリングテンションに起因するトリガープルの重さ。
※ハンマースプリングテンションに合わせ、必然的にトリガーリターンスプリングにも高いテンションが必要になる。
※ロングインナーバレルの使用に関しては個体にもよりますし、
現行モデルに関しては「全長9.25cmインナーバレル」以外は存在しないので、
それ程、重要視する箇所ではないかもしれません。
問題は「◎」の4点。
「◎の4点」はそれぞれ独立している問題では無く、
全て「高強度ペガサス病、高強度ペガサス病対策」が起因しており、アクションも連動致しております。
「ペガサスリボルバーにおける外部ソース化」を最短距離で目指した場合、
高強度ペガサス病を克服する事は叶いません。
「HFC134a仕様におけるペガサス病」の強度とは、全く異なるのです。
私の「ペガサスリボルバー外部ソース化」におけるコンセプト。
HFC134a仕様を、
あらゆる点で超えていなければ、成らない。
そして最後の問題であった、
◎ペガサス病対策、高強度ペガサス病対策に起因する、
「0.5MPa以下での使用時」に発生するガスチャンバー内アクション、初速の不安定化。
を、遂に克服致しました。
「0.5MPa以下での初速計測」
※東京マルイ製 ベアリング研磨0.2gを使用(未選別)。
※サンプロ グリーンガス2(ボンベは新品を使用)を、


画像程度の圧力にて使用致しております。
※~33℃の室内にて、XCORTECK X3200を使用し、計測。
※ホップは「東京マルイ製 スペリオール0.28g最適状態」での計測。
◯画像撮影の為、次弾発射迄に〜10秒程度のインターバルがございます。
ちなみに「ストレインスクリュー」の締め込み具合は、


※ストレインスクリューがハンマースプリングに当たってから「1と0.2回転」程。
通常であれば外部ソース化を施し、0.5MPa(±0.05MPa)での安定運用は、かなり厳しいハンマーテンション。






通常は最高初速とトリガープルに合わせてチューニングを施す為、
最高出力である「0.5MPa(±0.05MPa)」にて調整を施していたのですが、
「bcw 現行型外部ソース化」の場合、ガスチャンバー内部の圧力が0.5MPa以下場合、
シリンダーバルブの閉塞タイミングが遅れ、初速の乱れや、ガス放出量の乱れが発生していたのです。
要するに、シリンダーバルブスクリューのテンションと、ガスチャンバー内圧(0.5MPa)を併用し、
シリンダーバルブ閉塞のタイミング、その強度を保っていたのです。
全ては、トリガープル軽量化の為に。
そして現在は、「シリンダーバルブ閉塞のタイミング、その強度」を克服し、
軽量化されたトリガープルを維持しつつ、「0.5MPa以下での安定運用」をも成し遂げたのです。
そして「0.5MPa(±0.05MPa)での初速計測」。
東京マルイ製 ベアリング研磨0.2gを使用(未選別)。
※サンプロ グリーンガス2を、最大吐出量である0.5MPa(±0.05MPa)にて使用。


※~33℃の室内にて、XCORTECK X3200を使用し、計測。
※ホップは「東京マルイ製 スペリオール0.28g最適状態」での計測。
◯画像撮影の為、次弾発射迄に〜10秒程度のインターバルがございます。
「ストレインスクリュー」の締め込み具合に、


変更はございません。






ペガサスリボルバー外部ソース化における「宿痾」は、全て克服致しました。
それ等は全て、精度の為。
外部ソース化において犠牲になりつつあったトリガープルの為。
やっぱ、
トリガープルの軽さって、
正義なんですよ。
続く。
Posted by butch at 16:20│Comments(0)
│SMOLT 6inch HW CO2 ULTRA Hi-mod
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